卵管造影検査
卵管造影検査についてクリニックで頂いた資料を基に書いていきます。
- 子宮卵管造影検査とは
卵管の通りや子宮内腔の形などを知るための検査です。子宮頚管の入り口から造影剤を注入して、卵管や子宮の内腔のX線写真を撮ります。
子宮卵管造影検査は不妊症の検査・治療の早期におこなう必要のある重要な検査です。
- 子宮卵管造影検査で何がわかるか
卵管造影検査では、子宮内腔の形や癒着の有無、卵管の通りと、卵管周囲の癒着もある程度知ることができます。
また、この検査の後は卵管の通りが良くなるため妊娠し易くなるという治療効果もあります。
この検査の直後に妊娠しても、X線、造影剤、使用した薬による赤ちゃんへの影響は心配ないので検査後は避妊をする必要はありません。
- 子宮卵管造影検査はどのようにおこなわれるか
月経直後の排卵前におこなうので、通常は月経開始後6〜10日の間におこないます。子宮卵管造影検査前1ヶ月間に胃のバリウム検査、注腸検査を受けた場合にはその造影剤が残って子宮卵管造影検査はできません。
撮影時には、子宮の中に柔らかいカテーテルを入れて造影剤を3〜10ccほど注入し、写真を2〜3枚撮影します。この検査で子宮の形や卵管の通りがわかります。
翌日か2日後に、造影剤がお腹の中に散らばった写真を1枚撮影します。この写真で卵管周囲の癒着の程度がわかります。ただし、あくまで影絵による判断なので癒着の信頼性には限界があります。
検査当日は生理用ナプキンをお持ちください。
- 副作用は
検査を受ける方によっては、検査中に痛みがあります。
子宮卵管造影検査後に感染をおこすことがあります。感染した場合は卵管がつまることがあります。
検査当日の夜に発熱することがあります。
使用する薬へのアレルギーなどがおこることがあります。
検査後の数日間、少量の出血が持続することがあります。
38℃を超えるような発熱や強い下腹痛がある場合は来院してください。
検査当日は感染予防のため、性交渉は避けてください。入浴は問題ありません。
《2回目のクリニック》
ここからは当日の流れと私の感想です。
数日前に来院した時に卵管造影検査時に飲む薬を処方されていました。
・クラリスロマイシン(抗生剤):4錠
検査前日から1日2回 朝.夕食後に1錠ずつ 2日間服用
・ポンタール(痛み止め):1錠
・ブスコパン(子宮収縮剤):2錠
検査当日の予約時間のおよそ30分〜1時間前に服用
X線室に呼ばれ、病衣に着替えレントゲンの台に横になり、検査についての説明を受けました。
検査開始です。
お尻の近くで膝を立てパカーッと脚を開き、消毒をしていきます。
そして広げる器具が入りカテーテルを入れていきます。
私はこの時点で もう痛かったです…。
先生「まだだよ、まだ準備段階だよ」
カテーテルが奥まで入り水が入れられる。
ここで重い生理痛のような痛みが一気にきました。
我慢できず「うぅぅ…あぁぁ…」と声を漏らしてしまいました。
そして造影剤を注入していきます。
造影剤を注入した途端、下腹部に激痛が走りました。
お腹を抱えてうずくまりたい様な痛さでした。
私は生理痛は軽い方なので、あの様な痛みは味わったことがありませんでした。
私がうめいてる間にレントゲン撮影は終了しました。
数分だったのでしょうが物凄く長い時間に感じました。
カテーテルや機器を抜いた後もジンジンとした痛みは残りました。
手はキンキンに冷え、手汗が止まらなくなっていました。
動機と涙が止まらなくて過呼吸になってしまい、落ち着くまでレントゲンの台に横になっていました。
渡された説明書には「翌日か2日後に、造影剤がお腹の中に散らばった写真を撮影します」と、あったのですが先程の撮影から30分後X線室に呼ばれ、再度レントゲン撮影をしました。
1日で済んで良かったです。
卵管造影の検査結果は、卵管は右も左も通ってるとのことでした。
造影剤のお腹の散らばりも大丈夫でした。
先生に「一番痛い検査は今日で終わりです」と、言われ一安心。
帰る時も下腹部がジンジン痛くてスムーズに歩けず、休み休み帰りました。
帰ってからトイレに行ってみると出血していました。
ですが出血もすぐ止まり、下腹部の痛みも翌日には良くなっていました。
卵管造影検査:初めてのクリニックから6日目