不妊治療をはじめたきっかけ
このブログを開始してから1年経ちました。
1年なんてあっという間ですね。
今回は私達夫婦が、不妊治療をはじめたきっかけを書いていきたいと思います。
主人と私は8年の交際を経て入籍しました。
当時主人は29歳。私は27歳でした。
入籍から3ヶ月後、主人に病気が見つかりました。
急性リンパ性白血病です。
緊急入院になり、退院するまで8ヶ月かかりました。
想像を絶する辛い治療に耐え、主人は無事退院することができました。
通院は続いていますが、今では仕事復帰し普通の生活を送ることができています。
主人が緊急入院した翌朝、主治医からこれから行う抗がん剤治療の説明を受けました。
抗がん剤治療により無精子症になる可能性が極めて高いから、今後子供を望むのであれば精子を採取してこちらが紹介する不妊治療クリニックに今すぐ凍結保存に行ってくるように、と。
話し合う時間を少し設けるからなるべく早く決断してほしい、と。
病室に残された主人と私。
白血病と宣告され緊急入院…今後自然妊娠は極めて難しい…3ヶ月後に予定していた結婚式も中止…。
まず何を考えればいいかわかりませんでした。
これは本当に私達に起こっている事なのだろうか……何かの間違いじゃないか……何で私達なんだろう……神様は酷いなぁ……なんて事しか浮かんできませんでした。
主人の病状はかなり悪く、助かるか助からないかさえわからなかったので、不妊治療の事なんて正直どうでもよかったです。
主人が生きていてくれなければ、子供を授かる意味はないと思ったので。
ですが主治医に決断をせかされ、主人と話し合い精子凍結することを決めました。
病室で精子を採取し、容器を抱きかかえながらタクシーに飛び乗り、紹介されたクリニックに向かいました。
クリニックに到着し、精子凍結保存に関しての書類を記入し精子を預けてまたすぐ主人の入院している病院に戻りました。
主人はすぐに抗がん剤治療を開始しました。
とりあえず凍結した精子。
いつお迎えに行けるかな、なんて事は微塵も頭にありませんでした。
とにかく主人の病気が治ることを祈るばかりでした。
主人の緊急入院から退院までの8ヶ月間、私は往復2時間かけて毎日主人の所に通いました。
私に出来ることはそれくらいしかなかったので。
無事に骨髄移植を終え、退院してから9ヶ月間は自宅でゆっくり過ごしました。
毎日2人でダラダラと。
遠出はできない、外出時はマスク必須、食べ物にも制限がある、1週間に1回の通院、そんな生活でもとても幸せでした。
主人が仕事復帰して3ヶ月。
そろそろ子供もいいかな?と思えるようになりました。
ですが主治医から、白血病患者は免疫力が低いからペットや赤ちゃん、小さい子供との接触は良くないと抗がん剤治療中に説明を受けていました。
なので不妊治療を開始するのにも主治医に相談してから、という感じでした。
そんなこんなで精子凍結した日から1年8ヶ月後、
退院から1年後に不妊治療を開始できるようになりました。
不妊治療できるようになった事がまず嬉しかったです。
辛い事沢山あったけど、少しずつ前に進んでる。
周りのペースは関係ない。
主人と私が幸せならそれが100点。
そう思えるから不妊治療頑張れてます。
全然まとまってない下手な文章最後まで読んで頂きありがとうございました_:(´ཀ`」 ∠):
3度目の凍結胚移植 判定
《38回目のクリニック》
判定日です。
楽しみでもあり、恐ろしい日でもあります。
まず採血。
~50分後~
前回、前々回と同様、診察室に呼ばれ先生にHCGホルモンの数値が書かれた紙を渡されました。
【HCGホルモン:0.5mIU/ml】
ガーーーン
今回も妊娠に至りませんでした…。
ですが前回よりはショックを受けませんでした。
グレードも悪かったし、移植後子宮がチクチクとか、オリモノの変化もなかったので今回もダメかな~と心の準備ができていたので。
よし!進みます!
次の移植にむけて再スタートです!
次回は生理開始後5日以内に受診
《39回目のクリニック》
生理開始2日目に受診(前回の受診から4日後)
今日は薬の処方のみでした。
・今日からジュリナ服用開始。
本日処方された薬
・ジュリナ:36錠(9日分)
次回は10日後に受診
《40回目のクリニック》
エコーで内膜の厚さを確認。
内膜の厚さ:5mm
全然足りない/(^o^)\
今回の移植を予定している日が、クリニックの長期休暇と被りそうでした。
なのでなんとか長期休暇前に移植しようということで、血流を良くする薬が追加されました。
ユベラ200mgです。
血管の血流改善により血行をよくしたり、コレステロールを低下させることなどにより、頭痛、肩こり、冷えや動脈硬化などを改善する薬(ネット参照)
との事です。
この薬がまぁ高い…
高いなんてもんじゃない…
1錠840円。
ワンシートじゃないですよ?1錠ですよ?
1錠840円。
暴力的な価格…
私はこのお薬21錠処方されました。
840円×21錠………☆〜(ゝ。∂)
暴力的な価格なんだから内膜ちゃん厚くなってくれよな。
本日処方された薬
・ジュリナ:24錠(4日分)
・エストラーナテープ:12枚(3回分)
・ユベラ200mg:21錠(7日分)
次回は5日後に受診
《41回目のクリニック》
エコーで内膜の厚さを確認。
内膜の厚さ:10mm
移植可能になりました。
移植日は3日後に決定。
クリニックの長期休暇前に移植できる!
ありがとうユベラ(1錠840円)☆〜(ゝ。∂)
本日処方された薬
・ジュリナ:90錠(15日分)
・エストラーナテープ:32枚(8回分)
・ルトラール:56錠(14日分)
・ワンクリノン膣用ゲル:14本(14日分)
・ブスコパン:24錠(8日分)
次回は3日後に受診
3度目の移植判定:初めてのクリニックから250日目
4度目の移植準備開始:初めてのクリニックから254日目
3度目の凍結胚移植
《37回目のクリニック》
1度目の凍結胚移植の記事はこちら
http://cokoonn.hatenablog.com/entry/2018/07/17/135843
2度目の凍結胚移植の記事はこちら
http://cokoonn.hatenablog.com/entry/2018/11/11/132310
ここからは当日の流れです。
11:20 クリニック到着
11:41 培養士から移植する胚の状態説明
3度目の移植なので、3番目にグレードの良い胚を移植します
拡張期
グレードCC(5日目胚)
アシステッドハッチング無し
の凍結胚を1個移植
残りの凍結胚数:2個
11:52 安静室へ移動
12:11 手術室へ移動
手術台に横になり脚を開き消毒
移植に使うチューブを挿入(少し痛い)
室内に設置されている画面に胚が映し出される
大きい声で自分の名前を言う
12:19 胚が移植される
移植される胚を腹部エコーで確認
チューブを通り胚が子宮内にポトリと落ちた
手術室を退室しトイレへ直行
12:29 安静室退室
13:09 先生の診察
子宮の真ん中に胚を移植できた。
あとは卵の力を信じましょうとのことでした。
14:18 会計
本日処方された薬
・ジュリナ:66錠:(11日分)
・デュファストン:44錠:(11日分)
・ブスコパン:24錠(8日分)
・エストラーナテープ:20枚(5回分)
・ワンクリノン膣用ゲル:11本(11日分)
・クラリスロマイシン:6錠(3日分)
妊娠判定は11日後。
判定日までは処方されている薬を継続。
今回移植した胚のグレードはCC。
前回より更に悪い(°▽°)
しかも、胚の中の細胞が1つ死んでいました(°▽°)
移植する胚の説明を受けている時に、培養士の方に色々質問してみました。
このグレード(CC)でも妊娠することはあるのか?
グレードCCでも妊娠の可能性はある。5日目の時点でグレードCCだったというだけであって、これから細胞がどんどん増える可能性はある。
死んだ細胞は妊娠・たまごの成長に影響を与えるか?
死んでいる細胞があるから《なに》とかいうわけではない。
死んでいる細胞があっても、生きている細胞が子宮の中でどれだけ分裂するかによって妊娠につながる。
染色体異常にも関係ないので移植して大丈夫。
この説明をうけて俄然やる気がみなぎってきました(単純)
せっかく移植するたまごちゃん。
諦めモードで移植するなんて絶対嫌。
親切に教えてくださった培養士さんに感謝感謝です・:*+.\*1/.:+
移植日の体重:51.2キロ
移植日の体脂肪:27.4%
3度目の凍結胚移植:初めてのクリニックから239日目(流産手術から111日目)
*1: °ω°
子宮内膜刺激法と3度目の移植にむけて
◦子宮内膜刺激法(クリニックから頂いた資料参照)
凍結胚移植の月経開始~10日位までの間に、子宮内膜を軽くこすることで、子宮内膜に軽度の炎症が起こり免疫機能が活性化されて、着床がむしろ促進されると考えられています。
とのことです。
《34回目のクリニック》
いざ子宮内膜刺激法。
痛いと聞いていたので覚悟していきました(手汗)
診察台にあがりまずは消毒。
カーテンがあったので見えなかったのですが、ぺりぺりと袋を開ける音がしました。
先生『では子宮内を3回位こすっていきます。痛いかもしれませんがゆっくり深呼吸をしていてください。』
先生『コスコス』
私『スーハー』
先生『コスコス』
私『スーハー』
先生『コスコス』
私『スーハー』
コスコスタイムはトータル10秒位
覚悟していたのと、深呼吸に集中していたのでそれほど痛くありませんでした。
過度に期待し過ぎず、効果があればいいな~(^O^)と軽く考えています。
次回は3日後に受診
帰宅後トイレに行くと生理2日目位の出血がありました。
強くこすられたわけじゃないのに結構な出血量でビックリしました。
こすられた所に痛みはありませんでしたが、なかなか出血が止まりませんでした。
《35回目のクリニック》
エコーで内膜の厚さを確認。
内膜の厚さ:7.6mm
8mmを目指してるので少し足りない……
またか……
なかなか厚くならない私の内膜(;◞‿◟)
という事で、薬が追加されました。
3日前におこなった子宮内膜刺激法での出血がまだ続いていました。
出血量は多くないのですが、タラタラと出続けて止まる気配がありませんでした。
先生に相談すると、
『そろそろ止まると思う。もし不安だったら今回の移植はキャンセルしても大丈夫。移植の前日までに出血が止まっていれば移植はできるから問題ない』
との事だったので、様子をみることにしました。
本日処方された薬
・ジュリナ:24錠(4日分)
・エストラーナテープ:8枚(2回分)
次回は4日後に受診
《36回目のクリニック》
エコーで内膜の厚さを確認。
内膜の厚さ:10.6mm
移植可能になりました。
子宮内膜刺激法による出血も止まりました。
移植日は5日後に決定。
本日処方された薬
・ジュリナ:30錠(5日分)
・エストラーナテープ:12枚(3回分)
・デュファストン:20錠(5日分)
・ワンクリノン膣用ゲル:5本(5日分)
・ブスコパン:24錠(8日分)
次回は5日後に受診
2度目の凍結胚移植 判定
《33回目のクリニック》
判定日です。
2度目ですが判定前のこの緊張は体に悪いです…。
まず採血。
~50分後~
前回と同様、診察室に呼ばれ先生にHCGホルモンの数値が書かれた紙を渡されました。
【HCGホルモン:0.6mIU/ml】
今回は妊娠に至りませんでした。
思考回路停止…。
次の移植準備についての説明が全く頭に入ってきませんでした。
……けど立ち止まってはいられない。
次の移植にむけて再スタートです。
次回は生理開始後5日以内に受診
《34回目のクリニック》
生理開始5日目に受診(前回の受診から8日後)
今日は薬の処方のみでした。
・今日からジュリナ服用開始。
この半年。
採卵して、移植して、双子を妊娠して、流産手術をして、移植して、妊娠に至らなくて………短期間で物凄く沢山のことを経験しました。
辛い事もあったけど幸せな瞬間もあった。
自分は前に進むしかないと思って頑張ってきました。
ですが、2度目の移植結果に思った以上にダメージを受けていたみたいで心が追いついていませんでした。
このまま治療を続ける事は正しいのか、体も心もまだ準備万端じゃないんじゃないか、という思いがでてきました。
1人で悩んでても答えはでないので、先生に相談しました。
先生は、治療を少し休んでも大丈夫だよと言ってくれました。
そう言うだろうなとは思っていましたけど…。
でも、疑問に思う事、流産の原因、妊娠に至らなかった原因などを先生としっかり話をして自分の心を整理したら、やっぱり立ち止まれない進まなきゃと思えるようになりました。
先生に相談して良かった。
相談というか、先生と話をして自分に喝を入れたかったのかも。
以前クリニックから子宮内膜刺激法について記載がある資料を頂きました。
次の移植でいい結果が出せるように、やれる事はやりたいと思ったので子宮内膜刺激法について先生に相談しました。
子宮内膜刺激法は、やった人やらなかった人の妊娠率のデータはない。やったからといって必ず効果があるとは言えなくて、着床がしやすくなるんじゃないかな~、というもの。子宮内膜刺激法は、良い卵を戻しても全然妊娠に至らない人が試しているもの。痛みも伴う。けど、挑戦してみたいなら可能です。と言われました。
勿論やる!
やってみなきゃわからないならやる一択。
という事で、次回の受診で子宮内膜刺激法に挑戦してみることにしました。
本日処方された薬
・ジュリナ:34錠(8日分)
次回は4日後に受診(子宮内膜刺激法)
2度目の移植判定:初めてのクリニックから215日目
3度目の移植準備開始:初めてのクリニックから223日目
2度目の凍結胚移植
《32回目のクリニック》
1度目の凍結胚移植の記事はこちら
http://cokoonn.hatenablog.com/entry/2018/07/17/135843
ここからは当日の流れです。
11:23 クリニック到着
11:34 培養士から移植する胚の状態説明
凍結してある胚の中でグレードの良いものから移植します。
前回の移植で1番良い胚は使ってしまったので今回は2番目にグレードの良い胚を移植します。
拡張期
グレードCB(5日目胚)
アシステッドハッチング無し
の凍結胚を1個移植
残りの凍結胚数:3個
11:41 安静室へ移動
11:54 手術室へ移動
手術台に横になり脚を開き消毒
移植に使うチューブを挿入(少し痛い)
室内に設置されている画面に胚が映し出される
大きい声で自分の名前を言う
11:58 胚が移植される
移植される胚を腹部エコーで確認
チューブを通り胚が子宮内にポトリと落ちた
手術室を退室しトイレへ直行
12:08 安静室退室
12:26 先生の診察
子宮の真ん中に胚を移植できた。
あとは卵の力を信じましょうとのことでした。
13:40 会計
本日処方された薬
・クラリスロマイシン:6錠(3日分)
妊娠判定は10日後。
判定日までは処方されている薬を継続。
今回移植した胚のグレードはCB。
良いグレードではないと思います。
このグレードの胚だと破棄してしまうクリニックもあると聞きました。
グレードは微妙かもしれないけど、希望をもって判定日まで過ごしたいと思います(*^^*)
移植日の体重:51.1キロ
移植日の体脂肪:27.4%
2度目の凍結胚移植:初めてのクリニックから205日目(流産手術から77日目)
エストラーナテープの痒み対策
エストラーナテープ(説明書参照)
このお薬は、女性ホルモン(エストロゲン)を皮膚から吸収することにより、低下した女性ホルモンを補うお薬です。
【使用方法】
このお薬は張り薬です。2日に1回張り替えてください。
あらかじめ貼る場所をよく拭いて、水分や汗を十分に取り除いてください。
お薬を下腹部または臀部のいずれかに貼ります。お薬のフチが浮かないよう手のひら全体でしっかりと押さえてください。
【注意】
入浴時は貼ったままお入りください。
一度はがすと粘着性が落ちます。
お薬を貼ったまま入浴できますが、上から強く洗ったり、こすったりしないでください。
お風呂からあがってすぐは汗などではがれやすいので、肌が乾くのを待って貼ってください。
新しいお薬に貼りかえるときは、別の場所に貼ってください。
張り忘れた場合は気がついた時に貼ってください。その後は、2日に1回貼りかえてください。
ベルトなどがあたる場所は避けてください。
胸部や背部には貼らないでください。
傷や皮膚病のある場所には貼らないでください。
このお薬は、はがした後も粘着面にお薬の成分が残っています。2つ折りにするなど粘着面を貼り合わせて、小児の手の届かないところに捨ててください。
エストラーナテープを使用したことがある方はわかると思うんですが、このテープとにかく痒い!!!
正確に言うとテープ自体が痒み成分を出しているというわけではなく、
テープを貼る(2日間)(入浴時も貼りっぱなし)
↓
肌フヤフヤ
↓
テープ剥がす(粘着力強)
↓
肌ガサガサ
↓
新しいテープを貼る
の繰り返しで肌がかぶれ、猛烈に痒くなります。
痒み止めが塗れないので地獄です。
テープを貼る位置は、前回とは違う所…と変えているんですが貼れる場所は限られているので肌が回復してない所でも貼らざるをえない状況でした。
肌はボロボロにかぶれ真っ赤になり、テープの跡が黒ずんで暫く残ってました。
掻いちゃダメとわかっていても我慢できないのが痒み…
痒みで頭と皮膚がおかしくなってしまう前になんとかせねばと色々試した結果、この方法にたどり着きました。
まずテープの剥がし方から。
入浴中に剥がします。
頭も体も顔も洗ってそろそろ出るか~の頃です。
テープが貼ってある所に弱めのシャワーを当て続けながらまずは1枚目の上部分を少しだけ剥がします。
全部剥がさないで2枚目にうつります。2枚目も上部分を少しだけ剥がします。
3、4枚目も同じ。
シャワーのお陰でテープが多少剥がれやすくなるので時間をかけてゆっくりゆっくり順番にちょっとずつ剥がしていきます。
そして保湿。
化粧水で保湿します。この時使う化粧水は何でも大丈夫です。
そしてワセリンをガッツリ塗ります。
オイルやクリームも試したんですが、いつまでもペタペタベタベタが続くワセリンが一番効果ありました。
ワセリンが下着や服に付いて気持ち悪いかもしれませんが、肌がボロボロにかぶれるより全然マシです。
以上です!これだけです。
私はエストラーナテープを20日間貼り続けましたが、この剥がし方と保湿方法で肌のかぶれと痒みは一切無くなりました。
エストラーナテープによる肌のかぶれや痒みに悩んでいる方には是非一度試してもらいたいです。
最後にかぶれ始めた当初の写真を…。
この後大惨事になることをまだ知らない…。